ミサイル

Image by Zach Lucero from Unsplash
母性が分身をあくまでも深々と慈しんでいた。
赤子は母性に乳をか弱い力でやっと流し込んでいるときだった。

遠いい遠いい空の彼方から独裁者の意思を弾頭にこめて無造作に無感情にミサイルはたて続けに平和な日常を吹き飛ばしに来た。
全ての日常は家族の団欒は爆風に吹き飛んだ。

住居のコンクリート破片に押しつぶされて、母と乳飲み子の肉体と魂は無数に生活する命とともに、鮮血に埋もれあの世に消えた。

二度と赤子は母性の乳首を唇で噛むことなく天空に吹き飛んだ。
無限地獄は瞳が瞬く時も与えず。

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